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遺骨ペンダント(いこつぺんだんと)

目次

この記事のポイント

  • 遺骨ペンダントとは、故人の遺骨の一部をカプセルに納めて身につけるアクセサリーのこと。
  • 素材・デザイン・価格帯は幅広く、自分のスタイルや予算に合わせて選べる。
  • 利用にあたっては、宗教的な考え方や家族間の合意など、事前に確認すべき点がある。

遺骨ペンダント(いこつぺんだんと)とは、故人の遺骨の一部を小さなカプセルやロケットと呼ばれる容器に納め、チェーンに通して首から下げるアクセサリーのことです。「メモリアルジュエリー」や「遺骨アクセサリー」とも呼ばれ、故人をいつも身近に感じたいという気持ちから選ばれる手元供養の一形態です。

遺骨ペンダントについて詳しく解説

遺骨ペンダントとは何か

火葬後に残った遺骨のごく一部(数グラム程度)を専用の容器に封入し、日常的に身につけられるようにしたのが遺骨ペンダントです。お墓や仏壇のそばでなくても、常に故人とともにいられる点が最大の特徴です。

近年は核家族化や生活様式の多様化にともない、手元供養の需要が高まっています。遺骨ペンダントはその代表的なアイテムとして、幅広い年代に広まっています。

遺骨ペンダントの種類

遺骨ペンダントには、主に以下の種類があります。

  • ロケットタイプ:蓋を開けて遺骨を直接納める形式。シンプルで価格も比較的手ごろ。
  • カプセルタイプ:密閉性の高い小型容器に遺骨を封入するタイプ。防水性に優れたものもある。
  • ガラス封入タイプ:ガラス素材のペンダントヘッドの中に遺骨を封じ込めたもの。透明感のある美しい見た目が特徴。
  • 遺骨ダイヤモンド・宝石加工タイプ:遺骨を特殊な加工で宝石状にしてペンダントに仕立てたもの。費用は高めになる。
  • 遺骨入りシルバー・ゴールドタイプ:金属の中に遺骨の灰を練り込んで制作するタイプ。職人による一点もの仕上げが多い。

遺骨の納め方と注意点

遺骨ペンダントに納める遺骨は、粉末状に細かく砕いた「パウダー状の遺骨」を使用するのが一般的です。自分で砕く場合は専用の粉砕機を使うか、業者に依頼します。

納骨後は蓋をしっかり閉め、接着剤で封をする製品も多くあります。入浴や水仕事の際は外すか、防水加工のあるものを選ぶと安心です。

費用の目安と選ぶ際のポイント

費用の目安

遺骨ペンダントの価格帯は、製品の素材や加工方法によって大きく異なります。主な目安は以下のとおりです。

  • シルバー製・ロケットタイプ:3,000円〜3万円程度
  • ガラス封入タイプ・アートタイプ:1万円〜5万円程度
  • ゴールド・プラチナ製:5万円〜20万円程度
  • 遺骨ダイヤモンド加工:30万円〜100万円以上になる場合もある

インターネット通販でも購入できるため、価格比較がしやすい分野です。ただし、品質や防水性・耐久性をしっかり確認してから選ぶことが大切です。

メリットと注意点

遺骨ペンダントを選ぶ主なメリットは、以下のとおりです。

  • いつでも故人を身近に感じられ、精神的な支えになる。
  • お墓を持たない場合や遠方に住む場合でも供養ができる。
  • 手元供養のため、永代供養と組み合わせて利用できる。
  • デザインの自由度が高く、日常使いしやすいものを選べる。

一方で、以下の点には注意が必要です。

  • 仏教の考え方によっては、遺骨を分骨して持ち歩くことを好まない宗派もある。
  • 家族全員の合意を得ずに進めると、トラブルになる場合がある。
  • 紛失・破損した際に遺骨を取り戻すことはできないため、日常の取り扱いに注意が必要。
  • 遺骨を分けて納める「分骨」の手続きが必要になる場合がある。

家族間で事前によく話し合い、全員が納得したうえで選択することが望ましいです。

関連する用語

遺骨ペンダントは「手元供養」の一形態であり、遺骨を分けて手元に置く「分骨」とあわせて検討されることが多いです。また、骨壺を自宅に置く安置や、位牌遺影と組み合わせた自宅供養の方法とも深く関連しています。葬儀後の供養全般について整理したい方は、用語集トップもあわせてご覧ください。

よくある質問

遺骨ペンダントに入れる遺骨は、どのくらいの量が必要ですか?

製品によって異なりますが、一般的には耳かき1〜2杯分(約0.5〜2グラム)のごく少量で納められます。残りの遺骨はお墓や骨壺に納めることができるため、他の供養方法と並行して利用できます。

遺骨ペンダントは宗教的に問題ありませんか?

法律上、遺骨を手元に置くこと自体は問題ありません。ただし、宗派や寺院によっては分骨や持ち歩きを望ましくないとする場合があります。菩提寺がある場合は、事前に住職へ相談しておくと安心です。

遺骨ペンダントを紛失したり、不要になった場合はどうすればよいですか?

紛失した場合、納めた遺骨を取り戻すことはできません。不要になった場合は、ペンダントごと供養して処分するか、寺院や専門業者に「遺骨供養・処分」を依頼する方法があります。廃棄する際はそのままゴミとして捨てず、供養の手続きを踏むことが一般的です。

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