「生前整理を始めたいけれど、具体的に何をすればいいの?」という方のために、この記事ではやることをリスト形式で整理しました。物・お金・情報・気持ちの4分野に分け、順番に取り組めるチェックリストとしてご活用ください。
生前整理でやること|全体像


生前整理は大きく4つの分野に分けて考えると、抜け漏れなく進められます。まずは全体像をつかみましょう。
| 分野 | 主なやること |
|---|---|
| 物の整理 | 衣類・書籍・日用品・思い出の品の仕分けと処分 |
| お金の整理 | 預貯金・保険・年金・不動産・負債の一覧化 |
| 情報の整理 | 契約サービス・ID/パスワード・連絡先の整理 |
| 気持ちの整理 | 医療・介護・葬儀・お墓の希望をノートに残す |
① 物の整理でやること
- 毎日使う物・時々使う物・不要な物に仕分ける
- 壊れた物・期限切れの物など、明らかな不要品を処分する
- 思い出の品は「本当に残したい物」を厳選する
- 貴重品・重要書類は一か所にまとめ、家族に場所を伝える
② お金・財産の整理でやること
財産は「プラスの財産」だけでなく「マイナスの財産(借入など)」も含めて一覧にしておくと、相続の際に家族が困りません。
- 預貯金:金融機関名・支店・口座の一覧を作る
- 保険:生命保険・医療保険の証券と保険会社を控える
- 不動産:登記情報・権利証の所在を確認する
- 負債:ローンや借入があれば残高と契約先を記録する
- 使っていない口座やカードは解約・整理する



【現場で聞いた話】
ご家族が最も困るのが「どの銀行に口座があるか分からない」というケースです。金融機関名を一覧にしておくだけで、後の手続きが大きく変わります。
③ 情報・デジタルの整理でやること
- サブスクや有料サービスの契約を一覧化し、不要な物は解約する
- スマホ・パソコンのロック解除方法を家族が分かる形で残す
- SNSやメールアカウントの扱いの希望を書いておく
- 公共料金・通信の契約先と支払い方法を控える
④ 気持ち・希望の整理でやること
- エンディングノートに医療・介護の希望を書く
- 葬儀やお墓についての希望をまとめる
- 家族・友人など連絡してほしい人の一覧を作る
- 必要に応じて遺言書の作成を検討する



すべてを一度に終わらせる必要はありません。チェックリストの上から順に、できる項目からひとつずつ埋めていきましょう。
よくある質問
やることが多くて、どこから始めるべきですか?
成果が見えやすい「物の整理」から始めるのがおすすめです。引き出しひとつ、クローゼットひとつなど小さく区切ると達成感が得られ、続けやすくなります。
エンディングノートはどこで手に入りますか?
市販の書籍や文具店のほか、自治体が無料配布している場合もあります。まずは市販のノートや自作のメモから始めても十分です。
財産の一覧は家族に見せたほうがいいですか?
存在と保管場所は家族に伝えておくと安心です。中身をすべて見せる必要はありませんが、万一のときに「どこを見ればよいか」が分かる状態にしておくことが大切です。
まとめ


生前整理は「物・お金・情報・気持ち」の4分野に分けると進めやすくなります。完璧を目指さず、チェックリストの上からできる項目を少しずつ埋めていきましょう。まずは物の整理と、金融機関の一覧づくりから始めるのがおすすめです。
関連ページ:生前整理の基本は生前整理とは?始め方、相続の準備は相続手続きの専門家ガイドをご覧ください。
参考・出典
- NPO法人ら・し・さ「終活意識全国調査」
- 各種 終活実態調査(2025年)

