身内を亡くした直後は、葬儀の支払いだけでなく、役所への手続きも重なります。けれど、落ち着いて一つずつ確かめれば、決して難しい手続きではありません。水戸市の葬祭費と火葬料について、窓口と金額を整理しました。
この記事の金額と手続きは2026年10月に自治体の公式ページで確認した内容です。変わることがあるので、申請の前に公式ページで確かめてください。


父が亡くなったのですが、国民健康保険だったのか、後期高齢者医療だったのか、よく分かりません。どこに何を出せばいいのでしょうか。
誤解その1|「保険が違っても窓口は同じ」ではない
水戸市の葬祭費は、亡くなった方がどの保険に入っていたかで、申請先も書類もまったく別になります。
国民健康保険の場合は、水戸市国保年金課医療給付係(水戸市役所1階21番窓口)のほか、赤塚出張所、常澄出張所、内原出張所でも申請できます(出典:水戸市「葬祭費」国民健康保険)。
後期高齢者医療の場合は、国保年金課後期高齢者医療係(水戸市役所1階23番窓口)が窓口です(出典:水戸市「後期高齢者医療制度」)。
亡くなった方がどちらの保険に入っていたかは、資格確認書などで確かめることができます。75歳以上の方、または65歳以上で一定の障害があると認定された方は、後期高齢者医療制度の対象です(出典:水戸市「後期高齢者医療制度」)。会社などの健康保険に加入していた場合は、加入していた健康保険に確認してください。
誤解その2|「葬祭費も火葬料も同じ金額」ではない
国民健康保険の葬祭費は5万円、後期高齢者医療の葬祭費も5万円です(出典:水戸市「葬祭費」国民健康保険、水戸市「後期高齢者医療制度」)。金額だけ見ると同じですが、これは別の制度からの支給です。重複して受け取ることはできません。
一方、火葬場の使用料は、葬祭費とはまったく別の仕組みです。水戸市斎場(堀斎場・下入野斎場)の使用料で、利用する方が水戸市の住民かどうかで金額が大きく変わります(出典:水戸市「水戸市斎場利用について」)。


なぜ金額が分かれるのか|保険の種類と住民区分という2つの軸
水戸市の葬祭費と火葬料は、それぞれ違う軸で金額が分かれます。葬祭費は「どの保険に入っていたか」で窓口が分かれますが、金額自体はどちらも5万円です。
火葬料は「水戸市の住民かどうか」と「年齢区分」で金額が変わります。水戸市の住民は、13歳以上の火葬が1体5,000円、12歳以下が2,500円、死産児が1,500円です。水戸市以外の住民は、13歳以上が50,000円、12歳以下が25,000円、死産児が15,000円です(出典:水戸市「水戸市斎場利用について」)。
図:水戸市斎場の火葬料(住民・年齢区分別)
| 区分 | 水戸市の住民 | 水戸市以外の住民 |
|---|---|---|
| 13歳以上(1体) | 5,000円 | 50,000円 |
| 12歳以下(1体) | 2,500円 | 25,000円 |
| 死産児(1体) | 1,500円 | 15,000円 |
| 身体の一部(1体) | 2,000円 | 20,000円 |
出典:水戸市「水戸市斎場利用について」



葬祭を行った方が2人以上いる場合の扱い
国民健康保険の葬祭費は、葬祭を執り行った方が2人以上いる場合には、1人のみに5万円が支給されます(出典:水戸市「葬祭費」国民健康保険)。喪主を誰にするか、家族内であらかじめ決めておくと、申請のときに迷わずに済みます。
具体策|申請前に確かめておくこと
国民健康保険の葬祭費を申請する場合は、葬祭を行った日の翌日から2年を経過すると時効となり、申請することができませんので、ご注意ください(出典:水戸市「葬祭費」国民健康保険)。
申請に必要なものは、国民健康保険葬祭費支給申請書、喪主のフルネームが確認できるもの、喪主名義の口座が確認できるもの、喪主の個人番号(マイナンバー)がわかるもの、お亡くなりになった事実が確認できるものです(出典:水戸市「葬祭費」国民健康保険)。郵送での申請も可能です。
後期高齢者医療の葬祭費を申請する場合は、葬儀を行ったことがわかる書類(会葬礼状、葬儀の領収書等)と、葬祭を行った方の振込先預金口座の確認ができるものが必要です(出典:水戸市「後期高齢者医療制度」)。
火葬のみ行った場合も支給対象となりますが、その場合は国保年金課後期高齢者医療係に問い合わせるとされています。
火葬場を利用する場合は、予約後に市民課または赤塚・常澄・内原出張所で死亡届を提出し、交付された火葬許可証を火葬当日までに利用する斎場に提出します(出典:水戸市「水戸市斎場利用について」)。使用料は、利用する各斎場で支払います。
図:申請前の確認リスト
- 資格確認書などで、亡くなった方が国民健康保険か後期高齢者医療かを確かめる
- 国民健康保険の場合、申請期限(葬祭を行った日の翌日から2年)を確認する
- 喪主を1人に決め、口座・マイナンバーの書類をそろえる
- 斎場を利用する方が水戸市の住民かどうかを確認する
- 火葬許可証を火葬当日までに斎場へ提出する
よくある質問


窓口と書類が分かれているのは分かりました。でも、申請を忘れてしまいそうで心配です。



必要な書類を先にそろえておく
国民健康保険の場合は申請期限がありますので、会葬礼状や葬儀の領収書、通帳のコピーなど、必要な書類をできるだけ早い段階でそろえておくと安心です。郵送での申請もできますので、窓口に行く時間が取りにくい場合も検討できます。
まとめ|保険の種類と住民区分、2つを確かめてから動く
水戸市の葬祭費は、国民健康保険でも後期高齢者医療でも5万円ですが、窓口と必要書類は別です。資格確認書などで、亡くなった方がどちらの保険に入っていたかを確かめることから始めてください。
火葬料は、水戸市の住民かどうかと年齢区分で金額が変わります。申請期限がある制度もあるため、公式ページで最新の情報を確かめたうえで、落ち着いて手続きを進めてください。
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葬儀そなえ度チェックをはじめる参考・出典
- 水戸市「葬祭費」(国民健康保険)https://www.city.mito.lg.jp/site/kokuho/4759.html
- 水戸市「後期高齢者医療制度」(国保年金課)https://www.city.mito.lg.jp/page/2851.html
- 水戸市「水戸市斎場利用について」(衛生事業課)https://www.city.mito.lg.jp/page/4106.html


