この記事の金額と手続きは2026年10月に自治体の公式ページで確認した内容です。変わることがあるので、申請の前に公式ページで確かめてください。
身内が亡くなった直後は、何をどこに届け出ればよいか分からず、気持ちばかり焦るものです。
葛飾区では、国民健康保険か後期高齢者医療制度に入っていた方が亡くなったとき、葬祭費が支給される仕組みがあります。
また、火葬を行う都立瑞江葬儀所には、都民料金とそれ以外の料金があります。この記事では、申請先・必要なもの・火葬料を順に整理します。


父が亡くなったばかりで、何から手を付けていいか分かりません。保険の種類で窓口が違うと聞いたのですが、本当でしょうか。
誤解その1|「保険が違っても窓口は同じ」ではない
亡くなった方が国民健康保険に入っていたか、後期高齢者医療制度に入っていたかで、案内されるページこそ分かれますが、葛飾区ではどちらも窓口は同じです。
葛飾区公式サイトによると、問い合わせ先はいずれも国保年金課給付係(葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所3階 315番窓口)です。
75歳以上になると、多くの方は後期高齢者医療制度に移ります。ただし年齢だけで判断せず、資格確認書などで、亡くなった方がどの保険に入っていたかを確かめることが大切です。
会社などの健康保険に入っていた場合は、加入していた健康保険に確認してください。


誤解その2|「葬祭費はいつ申請しても間に合う」ではない
葛飾区公式サイトには、国民健康保険、後期高齢者医療制度いずれについても「葬儀を行った日の翌日から2年以内に申請してください」と書かれています。
また、「交通事故、傷害事件などの第三者行為や公害病等により亡くなられた場合は、原則として支給されません」とされています。
国民健康保険については、「以前加入していた健康保険の資格(被扶養者除く)を喪失して3か月以内に亡くなられた場合には、以前加入していた健康保険から葬祭費(埋葬料)が支給される場合があります(その場合、国保からは支給されません)」という注記もあります。
なぜ金額や窓口がこう決まっているのか|制度の区分で整理する
葛飾区公式サイトによると、国民健康保険の葬祭費は「被保険者の方が亡くなられたとき、領収書の宛名の方に葬祭費として7万円を支給します」とされています。
後期高齢者医療制度についても、同じく7万円が支給されると書かれています。どちらも必要なものは、亡くなった方の資格確認書と、葬儀(告別式)の領収書(コピーは不可)、振込口座のわかるものです。
後期高齢者医療制度の場合は、これに加えて来庁者の本人確認書類(顔写真のあるものなら1点、顔写真の無いものなら2点)が必要とされています。
火葬については、火葬場そのものが区の施設ではなく、東京都が運営する瑞江葬儀所です。東京都の報道発表資料によると、ここには都民料金と都民外料金という区分があります。
図:瑞江葬儀所の料金区分(都の報道発表資料より)
| 種別 | 都民 | 都民外 |
|---|---|---|
| 火葬料(7歳以上)1柩 | 59,600円 | 71,520円 |
| 火葬料(7歳未満)1柩 | 34,500円 | 41,400円 |
| 胎児 1柩 | 18,400円 | 22,080円 |
| 改葬遺骨 1柩 | 25,600円 | 30,720円 |
| 外科手術等による四肢 1柩 | 14,900円 | 17,880円 |
| 柩保管料(24時間以内) | 8,210円 | 9,850円 |
| 控室料(定員24名) | 10,200円 | 12,240円 |
| 証明手数料 | 400円 | 400円 |
※要保護者、要支援者、公費対象者の減額料金があります。詳細は(公財)東京都公園協会瑞江葬儀所のホームページで確認してください。
この料金表は東京都の報道発表資料(2026年4月23日)に記載されたものです。「現施設との料金の変更はありません」と明記されており、新施設(令和8年6月1日供用開始予定)でも同じ金額が適用されます。



領収書の扱いに注意
葛飾区公式サイトには、「内金」「残金」で領収書が分かれている場合は両方必要、とあります。また但し書きに「葬儀について」と明記がなく「別紙のとおり」となっている場合は、別紙(請求書・明細書など)も合わせて持参するよう案内されています。領収書は原本が必要で、コピーは不可とされていますので、うっかり手放さないよう気をつけてください。
申請の前に確かめておくこと
まず、亡くなった方が国民健康保険と後期高齢者医療制度のどちらに入っていたかを、資格確認書で確認します。
会社などの健康保険に入っていた場合は、葛飾区の葬祭費ではなく、加入していた健康保険に確認してください。
次に、葬儀(告別式)の領収書を、宛名・金額・内金残金の区分を含めて揃えます。振込先の口座が分かるものも必要です。
火葬については、瑞江葬儀所を利用する場合、住民票上の住所が都内かどうかで料金が変わります。電話またはオンラインでの申込みが案内されていますが、オンラインは事前登録された葬祭業者等のみ利用可能とされています。
図:申請前の確認リスト
- 亡くなった方の資格確認書で、加入していた保険を確認したか
- 会社などの健康保険だった場合、その保険者に確認したか
- 葬儀の領収書(原本)を、内金・残金を含めて揃えたか
- 領収書の宛名の方の振込口座が分かるものを用意したか
- 後期高齢者医療制度の場合、来庁者の本人確認書類を用意したか
- 葬儀を行った日の翌日から2年以内という期限を確認したか
よくある質問


領収書と資格確認書さえ持っていけば、窓口で教えてもらえそうですね。少し気持ちが落ち着きました。



揃えるものは同じ窓口で確認できます
国保年金課給付係は同じ窓口なので、迷ったらそこで保険の種類を含めて確認できます。期限は2年と長めですが、領収書を失くさないよう、早めに手元へまとめておくと安心です。
まとめ|保険の種類を確かめ、領収書を揃えて窓口へ
葛飾区の葬祭費は、国民健康保険、後期高齢者医療制度のいずれも7万円、申請期限は葬儀を行った日の翌日から2年以内です。窓口はどちらも国保年金課給付係です。
火葬を行う瑞江葬儀所は東京都の運営で、都民料金と都民外料金があります。住所地によって金額が変わるため、該当する料金区分を確かめておくことが大切です。
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葬儀そなえ度チェックをはじめる参考・出典
- 葛飾区公式サイト「葬祭費」 https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000049/1001690/1001739.html
- 葛飾区公式サイト「給付の種類等について(2)」 https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000049/1001691/1001764.html
- 東京都「東京都瑞江葬儀所 新施設の供用開始について」(2026年4月23日) https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/04/2026042306


