この記事の金額と手続きは2026年10月に自治体の公式ページで確認した内容です。変わることがあるので、申請の前に公式ページで確かめてください。
身内を亡くした直後は、何から手を付けてよいか分からなくなるものです。
ですが葬祭費の申請も火葬料の支払いも、制度としては決まった形があります。慌てる必要はありません。
この記事では、新宿区にお住まいだった方が亡くなったときの「葬祭費」と「火葬料」を、窓口ごとに分けて整理します。


母が新宿区で亡くなりました。国民健康保険と後期高齢者医療、どちらの窓口に行けばいいのか分からなくて、焦っています。
誤解その1|「どの窓口でも同じ」は間違い
新宿区では、亡くなった方が入っていた保険によって申請窓口が分かれます。国民健康保険の場合は「健康部医療保険年金課 国保給付係」、後期高齢者医療制度の場合は「健康部高齢者医療担当課 高齢者医療係」です。
まずは亡くなった方がどちらの保険に入っていたかを確かめる必要があります。資格確認書などで、どの保険に加入していたかを確認してください。
新宿区のページでは、国民健康保険は0歳から74歳の方が対象、後期高齢者医療制度に該当するのは75歳以上の方とされています。ただし年齢だけで判断せず、実際の加入状況を書類で確かめることが大切です。


誤解その2|「金額は同じだから手続きも同じ」は違う
新宿区の場合、国民健康保険の葬祭費も後期高齢者医療の葬祭費も、支給額は7万円で共通しています。ですが、内訳と手続きの細かさは別の制度です。
後期高齢者医療の葬祭費は、後期高齢者医療葬祭費5万円と新宿区加算葬祭費2万円を合わせて7万円が支給されると、新宿区のページに明記されています。金額の合計は同じでも、制度としては別物として扱われています。
また、国民健康保険の案内ページには「他の健康保険から国保に加入して3カ月経過していない場合、国保加入前の健康保険から葬祭費に相当するものが支給される場合がありますのでご確認ください」という注意点があります。会社員だった期間が最近まであった方は、確認が必要です。
なぜ窓口が分かれるのか|制度と年齢区分の構造
国民健康保険と後期高齢者医療制度は、それぞれ別の法律にもとづく別の保険制度です。そのため、新宿区でも申請窓口と担当課が分かれています。
国民健康保険の葬祭費は、国保給付係もしくは各特別出張所の窓口で申請できます。郵送申請も可能で、あて先は「新宿区役所 健康部医療保険年金課 国保給付係」です。
後期高齢者医療の葬祭費は、高齢者医療担当課または区内の特別出張所の窓口で申請します。郵送申請を希望する場合は、お問い合わせ先に連絡すると申請に必要な書類が送られてくる形です。
いずれの制度も、葬祭を行った日の翌日から2年が経過すると申請ができなくなる点は共通しています。期限には注意が必要です。
図:新宿区の葬祭費と瑞江葬儀所の火葬料の内訳
| 区分 | 内訳 | 金額 |
|---|---|---|
| 国民健康保険の葬祭費 | 0〜74歳の方が対象 | 7万円 |
| 後期高齢者医療の葬祭費 | 後期高齢者医療葬祭費5万円+区加算2万円 | 合計7万円 |
| 火葬料(7歳以上・都民) | 瑞江葬儀所 | 59,600円 |
| 火葬料(7歳以上・都民外) | 瑞江葬儀所 | 71,520円 |



領収書の宛名が実は大事
どちらの制度でも、申請者は原則として葬祭を行った方、つまり領収書のあて名の方になります。領収書のあて名、振込先の口座名義、申請者の名前がそろっているか、申請前に確認しておくと手続きがスムーズです。故人の名前がフルネームで記載されているかも見ておくとよいでしょう。
読者が取れる具体策|保険の確認と火葬場の料金区分
まず資格確認書などで、亡くなった方がどの保険に入っていたかを確認してください。それによって申請先の課が決まります。
国民健康保険の場合、窓口申請では葬祭を行った際の領収書原本、葬祭を行った方の口座がわかるもの、窓口に来る方の本人確認書類が必要です。郵送申請の場合は、申請書、領収書原本、申請者の口座がわかるものの写し、本人確認書類の写しをそろえます。
後期高齢者医療の場合は、葬祭を行ったことが確認できるもの(領収書原本、コピーは不可)、支給対象者の口座がわかる通帳等、申請者の本人確認書類が必要です。本人確認書類は、有効期限内のマイナンバーカード・運転免許証等の写真のある身分証明書のうち1点、または介護保険証等の写真のない身分証明書のうち2点とされています。
火葬場については、新宿区が運営する公営火葬場とは別に、東京都が運営する瑞江葬儀所の料金区分を確認しておきましょう。瑞江葬儀所の火葬料は、7歳以上の方では都民料金59,600円、都民外料金71,520円です。
7歳未満の方は都民34,500円、都民外41,400円、胎児は都民18,400円、都民外22,080円となっています。改葬遺骨は都民25,600円、都民外30,720円、外科手術等による四肢は都民14,900円、都民外17,880円です。
柩保管料は24時間以内で都民8,210円、都民外9,850円、控室料は定員24名の1室で都民10,200円、都民外12,240円、証明手数料は400円です。なお、要保護者・要支援者・公費対象者の減額料金があるとされていますので、詳細は(公財)東京都公園協会瑞江葬儀所のホームページで確認してください。
よくある質問


母は後期高齢者医療の対象でした。窓口も必要なものも分かって、少し気持ちが落ち着きました。



書類をそろえてから窓口へ
領収書の原本、口座がわかるもの、本人確認書類の3点を手元にそろえてから窓口に向かうと、手続きが一度で済みやすくなります。不明な点があれば、申請前に担当課へ確認しておくと安心です。
まとめ|窓口と年齢区分を先に確かめる
新宿区の葬祭費は、国民健康保険でも後期高齢者医療でも7万円と、金額としては同じです。ですが申請窓口と担当課は別であり、後期高齢者医療では5万円と2万円に分かれた内訳があります。
まず亡くなった方がどちらの保険に入っていたかを確認し、該当する窓口に必要書類をそろえて申請することが基本です。火葬料については、瑞江葬儀所を利用する場合、都民か都民外か、そして年齢区分によって金額が変わります。申請の前に、公式ページで最新の内容を確かめてください。
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葬儀そなえ度チェックをはじめる参考・出典
- 新宿区「葬祭費(0歳〜74歳)」https://www.city.shinjuku.lg.jp/hoken/file02_04_00008.html
- 新宿区「葬祭費の支給」https://www.city.shinjuku.lg.jp/hoken/koreiiryo01_002020.html
- 東京都「東京都瑞江葬儀所 新施設の供用開始について」(2026年4月23日)https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/04/2026042306


